drowsiness

Japanese Guitarist/Composer

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241006_Vol.14
「Her Oct Ennui's Ambient 」

drowsinessです。

気付けば、今年も残り2ヶ月を切った。
まるで息を吸って吐くだけで

終わったかのような心地。

このブログを始めて、
そろそろ3ヶ月も経つ。

素直に書けるこの場が出来、

身の回りの環境が
大きく彩りを増し、
より一層、一人の時間と
余韻の心地良さに浸れる。


色々な疲れや徒労が
四方のタイムラインから
押し寄せて還るが、
文字を落とすときは大丈夫。
僕も素直に今先端へ
重力を委ねられる。






今日のBGM①
the place
inc.



今、貴方は何処に
重心を置いている?

其処に不安や邪心、
疑心、猜疑心、劣等感は
介在しないだろうか。

見ている方角と、
日に日に迫り来る
落日の期限と共に
心も暮れ泥んで
いないだろうか?

やり切れない思いを
何処かへ放ちそびれていないだろうか?
そして、今年やりそびれたことも添えて。

未だ遠くまで伸びる声を
枯らしてはいないかも確認したい。
声を出すこと、
謳うことを恐れてはいけない。

未だ声が潰えないことは俯瞰できる?



今、貴方は何処で何を
感じているのだろうか。

眠気が酷い?
減薬は三寒四温のように
遠く感じる?

drowsinessも、
常に何かを惜別の横目を浮かべ、
空気へ惜しい下地を
細い毛筆で微かに散らし、
何より方方への意識や
気配への感謝、
其れに憂鬱を隠し味として
此処に織り込ませる。

誰にも言えない
光速へ葬る幾多の便りを
内側に秘め続けて。










今日のBGM②
Electric Light Bathing - Reboot
平沢進



最近はピアノに身を
揺蕩わせることが多く、
不感湯も気付けば
40℃の湯船へ変わっていた。

鴉と蝉のアンサンブルも
アンコールを終えていた。



朝、天候を伺いながら
、山道を登っていく。
皆が進む道とは真逆に闊歩する。

ウォーキングの相方は

遠方に住む祖母と父と
の4~5Gの同期通信。
此処で互いの状況を大枠確認。

祖母と父と電話する日課は
実家を出てずっと続いている。
今は良き理解者でありながら
親友のような関わりに。
過去の事は気に留めない。
今が良ければ其れで良い。



坂道を降りては下ってを繰り返す。
何時ものペット、
ランナーとすれ違いつつ、
最近高き関心のある有線接続し
機能的な音量制限を
かけた音楽を楽しむ。

自分の趣味で聴く曲
drowsinessのフォロワーさんから勧められた曲
ストリーミングから勧められた曲
ブラウザから勧められた曲
偶然立ち寄るお店で知った曲

色々な時点から知った
タイムラインを音で追う。
そして時間と共に活力を重ねつつ、
来たるべき身体的な老いへ前進していく。



2時間 10Kmを超える
ウォーキングを経た後、
ルーティンへと昇華しそびれた
期間限定の取り組みを経る。

此処では書き恐れがたいが、
1つを挙げるならば、
1人カラオケが挙げられる。



汗臭い自分を個室、
いや公衆衛生に置くのは
失礼極まりないが、
お茶感覚で歌を試せるのは良い。

カラオケに行かない場合は、
歌唱が上手くいかない前提で、
プライベートスタジオ兼書斎にて
弾き語りをする。
時間を問わず、歌唱も含めた
音楽制作に勤しめるのは有難い。










drowsinessは普段自ら
音楽を営む人間だと説明しない。

結果的に話す選択肢しか
残されていないが、
最近は周りの方の説明で
知る場合の2種である。



「drowsinessやってます」と言って、
何も得をすることが無く、
結果的に意味もなく
マイナスになるだけだと知っているからだ。

そうすると職業を隠すか
誤魔化すことを選ぶことになる。










今日のBGM③
すみれ September Love
一風堂




「いつも決まった時間に
来ないですけど、

お休みの日はいつですか?」

『毎日休みなんですよ』

「お仕事は何をされているのですか?」

『空に浮かぶ飛行機の
機種と航空会社、
野鳥を数える仕事です。
一見地味ですが』

そんな訳ないじゃないですかと
高らかに笑われる。



drowsinessなんて
酷く滑稽ながらも
誰も傷付かずに
笑われているのが、
一番幸せなのだ。

そもそもミュージシャンとして
偉そうに鼻を伸ばす
意味が判らない。

人を傷付ける前提で

横柄な態度だけが残る
砂上の玉座なのに。

僕にはサウナの
整い椅子で十分。
インフィニティチェアなんて身分相応。
普通の椅子で良い。



非日常を日常として営める責任を選んだから、
果てしない虚無と向き合える。

我は日々社会不適合者、身分相応に傾倒。
人間失格成。











前述のマイスタジオが防音なので、
インターホンに気付くことがない。

偶然気付いたインターホン。
出るとお会いした
記憶の無い配達員さんが、
会話を続けたさそうな雰囲気を察する。



仕方ないが、
立ち話といこうではないか。



「drowsinessさんのお宅は
配達が結構多いですよね。
このマンションでも指折りですよ」

『〜が多いですよね。
あの雑な梱包の』

立ち話が捗る。
本心が未だ見えない。
主題を控えているのが見える。




「実は〜としては〜をやりたくて、、
〜はどうですか?」

一般配達ではなく、
業者のような配達に
切り替えたいとのことだ。

ちなみにウチは
宅配業等をやっておらず、
Amazonとヤフオク、
妻の宅配物が届くのみ。
ただ受け取るだけの業者。
それは業者なのだろうか?

細かいことを考えるのは辞めた。
宅配業のプロが我々を
業者というのだから、
ウチは業者なのだ。

業者。名詞では商人を指す。
此処に笑点を感じ北叟笑む
我は今正に笑人成。










今日のBGM④
The Old Shade Tree (Live)
Chris Thile & Brad Mehldau




「サウナは一人で
行かれるのですか?」

『はい。一人で行きますよ』

「サウナで誰かと話したりするのですか」

『いつも話していますよ。
会話には困らないですね』

「サウナって知らない人と
話したりできていいですね」

『いや、暗闇で独り言を嗜んでいて。
結構捗るのですよ』

「!?
サウナに一緒に行ける友達は
いないのですか?」

『こんな暇人に付き合える人はいません。
だから独り言です』

また某所の店員さんに笑われている。
冗句も観念せねばならない。

我はアントニムな
ソラニンを含んだ
季節外れの場違い
イヌホオズキ成。










傷つけた人々へ (新宿ルイード)
尾崎豊




今帰れない場所が或る。
今還れない今がある。

既に後悔が疑心として
心地悪い余韻を後退るも、
時間だけは前に進んでいく。

帰れない場所が遠い。
其処に人を置いてきた。
もう話せない。
いや会えないかもしれない。

あの一瞬の動作や
仕草に疑いを凝らす。
もう思考が前に進めない。



その矢先に間髪入れずに
偶然が悪戯し、
凝らした過去を落とした旧友が
地下鉄の改札口の前を遮る。

絶縁した旧友。

もう一生足を踏み入れられない
場所も或る。

偶然が悪戯、
いや僕が全て齎した事象だ。

他責には出来ず、
鬱々とない程度の自責を
身に秘める必要がある。

あの場所へ帰ることがある。
見慣れたお店は存在せず、
あの町で暮らし、
自分の憂鬱に
振り回された挙げ句、
散々人を傷付け振り回してきた。



未だ人を振り回していくのか?

責任も持たずに、
また苦労せずに
其処にいるのだろう?

回収船は港を離れた。
次回の就航日は未定。

何を集積出来るか、
思考を3Dに置き換え
立体的な整理を物理的に

仮想空間のCADへ
委ねるとしよう。

深度を深めた隠とアルコールは
饒舌に密を練り上げる。
我こそ夢想で
違法建築を企む
暴想士成。





















今日のBGM⑤
 Small Black Flowers That Grow in the Sky
Manic Street Preachers




今日も花の園へ身を添わせる。
秋を感じさせる
園の密へ人が集まる。

僕はカウンターへ身を置く。

今日はFloating Pointsの
中山晃子姉さん(弟と言われたので
姉さんと呼ぶのが最適)の
アートワークが認められた
アルバムを買い、
遅すぎた人生初の
レコード購入Virginを捨てられた。



仄かな高揚感をアテに
アルコールは心地よく進む。

隣に2人のスタイリッシュな淑女。

僕の居る世界とは遠そうな
至極真っ当な日常を営む
正しさを感じる。



ふとしたタイミングで
会話を認めていく。

1軒目で彼女達の出身の大学を経た
先輩と飲んでいたことを伝えると、
より会話が進み、
くだらないコトへ饒舌が噴き上げる。



一人の彼女から、
僕へこう訪ねてくる。

「貴方は何か奥底で抱えている
何かがあると思っていて、
其処に居る僕はどんな人なのですか?」

会って1時間にしては早熟な会話。
なかなか踏み込んだ質問。

「会って1時間で奥底も何も、
会社の試用期間でも
分からないモノもあるのに」

とした笑いで緊張を解きほぐしていく。

その理由は、
彼女から尋ねられた質問へ、

ある回答をしたことだ。
其処で会話の毛並みや雰囲気が
一気に変わったのだ。




「僕は所謂有名無名限らず
ある立場のある方々の
緊張を背負う。

良いことより悪いコトを
背負うことが非常に多いし、
彼らに寄り添えない
苦しさの方が多い。

それは誰にも話せないし
判ってもらえない。

だからずっと一人。

でも皆等しく闇を抱えている。
だから朝日を浴びることや
光を有難く感じる。

今置かれた状況で
仕事も日常も最善を尽くす。
必ずしも満ち溢れた万全を
迎えられることがない。

その中で生きている楽しさが
あるんじゃないかな。」




彼女から握手して下さいと求められる。
虚無に揺蕩う僕へ握手を求めるなんて、
24:00の夜は意識のある悪夢へ
浮かんでいるようだ。

「今日は会えて本当に嬉しかったです。

また此処で会えますか?」

勿論、この曜日に此処にいると伝える。
そして、彼女たちは夜へ消えていった。

そして僕も夜へ消えていく。
8つの光を伴う音へ音浴していく。





















今夜も幾多のノイズを認め、

伏線を回収しない無責任さを

httpsで暗号化通信へ
恥じらいの形跡を改ざん。

これは恥を恥で 塗り固めることと
相違はない。
まさに無意味でしか無いのだ。




さて、此処で早速今此処で
恥を塗り固めることとする。

此処まで読んで下さった方々は、
賢者な読者だと推察する。

誰かは判らないが、
多面的に最敬礼にて
御礼申し上げます。


直接伝えられることを信じて。






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