2024.8.15 Vol.5
「Trust Own First Timeline 」


drowsinessです。


相変わらずの祖母の父の電話。
日々東京が特に猛暑だと聞く。

新天地は盆踊りと屋台が並び、

木々の揺らめぎと風を感じられた。
其の様子、特に陽の余韻残す様子に

少し早い秋を感じたのだ。
読者の皆様は
如何お過ごしだっただろうか。

さて、今日は何を話そうか。





今日のBGM①
吉田拓郎 - パラレル





drowsinessの最近

drowsinessは新天地にて、
次のシングルの次の作品の

レコーディングを開始した。


drowsinessを始めて13年、
随分と作風もレコーディングも変化した。
振り返ると想いが幾多に巡る。

以前は判らなかったミックスも
自分で実現出来るモノは自らで。

只、今日はどうしても
解らないことがあり、
DAWのサポートセンターに電話を。
保留中の楽曲が
岡村靖幸さんだった。

自分で出来ることが増えた。
自分が出来ないことへの
理解と諦めも増えた。
得手不得手と言えば
綺麗に纏るのだろうか。



数々の現場を経て、

作曲の仕方も変わった。
今はアコースティックギターの

弦の余韻の心地良さを基準に、
幾つかの音色を
トラックごとに分けて録る。

その音色や各パーツに

役割を明確に残したうえで、
ある程度のリズム感に合せて、
揺らぎを許容し、
軽くミックスしながら立体感を整え、
スタジオ環境から耳を休ませる。


其の上でミックスダウンしたトラックを、
トレーニングとウォーキング、

また外出時の予定を行いながら、
Appleのイヤフォンにて

フラットな音響環境で確認し、
そこでセルフレビューを行う。

セルフレビューが起こせるうちに、
スタジオに戻ってから、
軽くアレンジとミックスをする。
敢えて、この段階で音色は足さず、
全体像のスケッチのみに留める。





最近一定のルーティンを行う限りは
外に出なくなった。

初めて持つプライベートスタジオにて
聴く音楽と観る映像が好き。

此れをリスニングテストと
言うのかもしれないが、
音が素直に聴こえる環境を持つのが新鮮。

好きな音楽がどう創られているのかを考える。
楽曲によって、
ストリーミングとデータでの
再生を比較するのも楽しい。

音を編集するのも楽しい。
もう料理と音楽の感覚が
同じになってきた。

やはり新天地は精神と時の間。
ずっと音楽と料理と靴の修理と

ルーティンだけしていたい。




Remarks

その新天地と東京を思い浮かべる。
そのなかでも練馬は
地元という扱いで良いと思うので、
此処で過ごすタイムラインは
もう呼吸に近い。
最早書き記せない。
(僕がいつどこで歩いているかを
目撃されているとか、
諸々面白い…笑)

僕は練馬に大人にして頂いた。
練馬、特に桜台は大人になる階段を
手立てして下さった。
兎に角頭が上がらない。



その中でも元祖地元の八王子に

触れる感覚がとても不思議。
色々な記憶の軌跡や断片が回収され、

進む感覚が楽しい。


今までは妙な何かが作用し、
地元で過ごすことを控えていたが、
今まで足を運ばなかった場所で

知り合う方と話すのが楽しい。

今は僕の高校の一世代上の先輩に

非常にお世話になっており、
朝まで野外で
アライグマやハクビシンを横目に

音楽を聴いていたり、
何故かその先輩の親戚の方に

地元グルメを教えて頂いている。


兎に角、
八王子は非常に楽しい。





今日のBGM②
原田知世 - クララ気分



drowsinessの好きなモノ

大好きな原田知世さんのクララ気分を
紹介したばかりだと言うのに、
あるテーマ性を持った
好きな楽曲にコメントを添えて、
紹介していきたい。
テーマは「単純に好きなアニメソング」




前提として、drowsinessをやっているから、

「その手や筋」の音楽を聴くこと、
ライブへ赴くことはあまりない。
唯、自分が好きなモノしか聴いていないだけ。

このブログで紹介されている楽曲が
僕の好みであり、
純粋に好きな曲やモノや人を
紹介しているに過ぎない。

前はハッキリとこういうカルチャーや

自分の音楽性と差異があるものを
好きと云いづらく、

無理をしていたこともあった。

この長たらしいBlogを
読んでくださる
忍耐強い方なら、
少しくらい
付き合って頂ければと思う。



①: LMR City pop -
サインはB - Oshi No Ko (City Pop Version)




大人気アニメとなった「推しの子」の劇中歌なのだが、
公式発表前にオンエアされた範囲内のみ
カバーされ先行配信された楽曲。

僕は元々のこの楽曲、
そしてこのカバーのいい意味で
日本が忘れてしまった

大らかなエレポップかつ昭和歌謡感のある

タイムラインが短く纏まっているし、
LMR City popのボーカルとの相性も良い。

オフィシャル楽曲との見分けのつかなさが、
トラックメーカーそのものの
レベルの水準が上がっていることの
現れなのだと推察する。



②: D.U.P.(真田アサミ・沢城みゆき・氷上恭子) -
☀アメダス☂ココロ 予報!




僕が小学生だった頃、
ゲーマーズのCMに出演していた

「デ・ジ・キャラット」のメインキャラクターの
声優さん達で結成されたユニット。

ぷちこの独特な声で大きな役割を占める、
沢城みゆきさんのデビュー作は、
この「デ・ジ・キャラット」なのだ。

最近夜更かししながらBlogを書いていて、
この「☀アメダス☂ココロ 予報!」を聴いて、
何か励まされてしまい涙腺が緩む。

余計な推察など書かない。


このトラックの仕上がり含め、ただただ好き。
声優さんの声色の個性といい、
トラックも簡素なのが◎。
D.U.P.、そしてデ・ジ・キャラットは
名曲が多すぎる。

僕が大学生の頃に一番影響を受けたのは、

デ・ジ・キャラットのアンセムでもある「Welcome」。

特に「Welcome2000」はPC環境で
500回以上聴いている。




僕がもうひと回り歳を重ねていたら、

D.U.P.のライブ会場で
ペンライトを振り回していただろう。

もっと2000年代に、
アニメカルチャーへ
入り浸るべきだったと深く反省。



③: Rooky - ねっ



1998年頃に放送していた
「スーパードール★リカちゃん」の
主題歌であり、

リカちゃん発売30年を記念して結成された
アイドルグループだ。

この頃は7歳位だったが、
この曲は明確に覚えており、

散漫な記憶からたどり着けたことに幸せを覚えた。

保育園の頃から
シルバニアファミリーを好みつつも、
電車の運転士と
ポケモントレーナー(!?)に
成りたかったこの頃。
妹も居たことから、
女の子のアニメを
見ることも多かった。



当時はこの楽曲のグイッとした転調に
心を持っていかれていて、
モブキャラクターの簡素な描写も含め、
写実的な残像は頭に残っていた。

今改めて石川華子さんの詞を見ると、
さらに引き込まれてしまう。
当時の女の子にとって、
きっとリカちゃんは

スーパーヒーローに
なってしまっていただろう。

P.S
いつもあの人にRookyの話を
しなければと思う。
いつものメッセージでもいいが、

直接話したいし、
当時のお話を伺いたい。



④: AiM - 作品№.2「春」イ長調~ぼくらのウォーゲーム!~



AiMさんが唄う、劇場版デジモンアドベンチャー

「ぼくらのウォーゲーム」の
エンディングソング。


当時、日勤と夜勤を
夜通し繰り返していた父は、
夜勤明けで相当疲れていた体で、
時折、野球や映画、見知らぬ奥地へ連れられていた。

ワンピース、ドラえもん、
クレヨンしんちゃん、ポケモン….
こういった映画を
今は無き、
ニュー八王子シネマへ
連れていって貰って観ていた。

その時に観た映画、

そして聴いた曲で
一番印象に残っているのがこの曲だ。
映画の中身以上に、
この楽曲の引力に
引き込まれてしまった。
この曲を覚えていることが、
父との想い出なのだと思う。

色々あったが、
結果的に父が幼少期〜思春期に
齎したモノのお陰で、
今こういうBlogを書くことができ、

音楽に責任が生まれ
生きていけるのだと心底思う。



⑤: 平野綾・茅原実里・後藤邑子 -
SIXTH SENSE ADVENTURE




アニメの歴史に於いても欠かせない

「涼宮ハルヒの憂鬱」の鉄壁の声優陣が、
なんとの涼宮ハルヒの憂鬱の

パチンコの最新機種のために集まり、
最新映像も同時に書き下ろされた
贅沢な新曲である。




涼宮ハルヒの憂鬱が好きな方を
喜ばれる詞は勿論のこと、
楽曲の仕上がりが圧倒的な好み。

特にギターについては、
僕もこんなの弾いてみたいと思う程に

メロディーに沿っていて、
音像が豊かで素敵。

声優陣の声を活かすための緩急も
程良くデザインされている。

この曲に出会ってから 、
数日間この曲しか聴いていなかった程、
合法的な中毒加減が凄まじい。

そして、この曲はApple Music並びに、
iTunesで聴かねばならないと思う。
(僕は視聴環境と楽曲の性質によって
使用するサービスを変えている)



⑥: 後藤邑子 - Lはラブリー



1982年に放映されていた
『The♥かぼちゃワイン』の
オープニングテーマ。
かおりくみこさんの原曲、

そしてライブ音源もオケが非常に好みである。

最初に聴いたのは喫茶SMiLEでDJの何方かが
かけていたからだと思う。
その時に、前述の「涼宮ハルヒの憂鬱」へ
声優として参加する
この後藤邑子さんのカバーVerから
先に知ったのである。

実はこの曲はカラオケに行ったときに
歌う曲でもあり、
いつもディレイが効いたLコール側を
歌いたいなと思う今日此の頃。

楽曲の構成も雰囲気も
全てに於いて好みでしかなく、
スイッチが入ると
ずっと聴いてしまうくらいに好き。





番外編

水樹奈々 - セツナキャパシティー



アニメソングではないが、

この曲は高校時代からの戦友である
丸田新くんの楽曲。
作詞も丸田くんであり、
もう結構歌えるくらいに好きである。

丸田くんの当時の音楽キャリアに於いての夢が、

水樹奈々さんの曲を書くことだったのだが、
その夢が早々に叶ってしまうという
稀有かつ早熟な人生。

恐らく、水樹奈々さんの歴代楽曲の

最年少作詞作曲家ではないだろうか。

横浜スタジアムでの水樹奈々さんのライブの

アンコール1曲目に自分の曲が演奏する感動、

さぞかし何事にも代え難い経験
だったに違いないし、
其の投稿を見て、
僕は非常に痺れた。



当時、統合失調症で
月に何回かしか外出出来ず、
しどろもどろで電車に乗って、
丸田くんと本当に良くお茶したし、
ご飯もした。

丸田くんキッカケで
偉人Sさんとのレコーディングや
ミーティングにも恵まれた。
兎に角頭が上がらない戦友である。

丸田くんの飛ぶ鳥を落とす活躍は
今も続いているし、
僕が説明する程でもない。
非常に忙しそうだ。



高校時代の音楽コミュニティにて音楽を続け、

さらに責任を持って
活動をしている人はごく僅か。

この丸田くんやこの仲間たち、
そして自分の僅かで拙い感覚や経験を、
いつか必ず我々の地元へ還していきたい。



平沢進 - 白虎野の娘



平沢さんには何度も触れた機会があったのだが、
もう何から何まで影響を受けすぎてしまい、
音楽を聴く概念すら変わってしまった。

学生時代からパプリカも
今敏さんも通っていたけれど、
まさかその頃触れていた要素に、

此処まで完膚なきまでに影響されるとは…



drowsinessはよく
Cornelius(小山田圭吾さん)、

クラウトロックの影響が
強いのではと言われるが、

Corneliusは小山田さんのギター含め、

モラトリアム期には
大変感化され今も大好きであるが、

実はクラウトロックは
其処まで聴いていないけれど勿論好き。



正直ここ数年で一番影響が強いのは
平沢進さん。

そしてP-MODEL、特に改訂期、

カルカドルの辺りは特に好き。



近年のライブはチケット当選する限り、
ほぼ全て行くようにしている。

今のdrowsinessのサウンドに於いて、

この改訂期辺りの
サイバーパンクな感じかつ、

この作品の構成要素になっている時代背景は

非常に大きな影響や指針になっている。

何より活動のスタンスについても
大変賛同する。
僕が目指す活動の形式における目標も
平沢進師匠だ。





drowsinessの業務報告

氷難民。

最近作ったチリコンカンと
メキシカンの世界は沼。

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