「Phantom Insences」
Tone Water
Takeshi Nishimoto
ルーティンを経る
タイムラインに映る景色は、
何時もと比べ、
霧が残る朝であった。
きっと文字を書く今も
その状態なのかもしれない。
お酒を飲まなかった
僕の朝は非常に早い。
自宅に居るときは、
朝起きた時に体をアルカリ性で
起床するようにしている。
仕事に忙殺されているときは
2〜3時に起きているので、
夜ふかし家の方と起床と
睡眠の動作を
交互させるのが面白い。
まずコップ1~2杯の水を飲む。
そこから氷を入れ、
決められた炭酸水か
アイスコーヒーを摂る。
コーラが好きなので、
体が酸性になることに
背徳感を感じつつ摂ることも。
朝起きると即座に
メッセージを返しつつ、
前日までに入れていた
タスクを見直し、
翌日や今週中のタスクを
前もって早く出来ないかを考える。
そして、お風呂を沸かし、家事を熟す。
今日は遮音された部屋を出ると、
京都で何時も足を運ぶ
寺院の通りで聞こえる経の音を感じる。
耳を澄まし、
微妙な撚れを
サウンド・アートとして愉しむ。
その音源は、
お風呂の栓が
抜けていたことが理由だった。
タスクを熟しながら、
栄養食として
めかぶ卵納豆を摂る。
妙な体重の落ち方を
しないように、
維持するために
パスタを摂ることも。
最近は外で
耳栓をして歩いているので
音楽を聴くことは
激減しているが、
自宅では旧譜や推挙された音源、
送られてきたデモや製品音源など
様々なBGMを耳に通していく。
送って頂いたデモや楽曲は、
このあとのルーティン時 に
幾つかの環境を通し、
どのフォーマットナイズ
されたものかを、
音から確認する。
最近の作業BGMとして、
YouTubeでラジオやBSの特集や
対談番組を音声で
聴くことが増えている。
アルゴリズムを経て、
意図的に比較的関心を
持たない領域へ触れることが目的。
自分が興味を持つ領域 を
固めたくないのだ。
タスクを経て、
リマインドで家事が終わる時間を
通知させるようにする。
ここから、ルーティンが始まる。
雨上がりのサンバ
やまがたすみこ
僕は比較的毎朝10km歩き、
山道を越え下る。
比較的顔見知りとなった愛犬家、
店の開店準備をする店員さん、
しかし多くは仕事へ向かう 人々と
真逆の方向を歩き続ける。
人と違うことが
人生に成ってしまったので、
もう熟れてきている。
真逆を進んだ先に見える景色は
四季と そのマイルストーン的な
推移における刹那を感じる。
平日の朝は人が少なく、
手入れされた花壇を
踏み躙る心無き人は
視界を遮らない。
新年から自己を
見つめる人々には感化される。
どんな生き方、
何を見つめているのかという
両手の脇目から
サラウンドのように現れる
人々へ思いを重ねては、
視界の向こう側へ溶け込んでいく。
雲母を成すかの可否、
野鳥や渡り鳥がどのくらい、
何処に居るのかも重要だ。
いつも同じコースを
ウォーキングしている人が居るのかも。
drowsinessの楽曲やライブの
イメージングは
このルーティン時に行う。
以前は携帯へメモしていたが、
今は頭の中へ
霞ませておくことだけに届ける。
今のライブは基本的に
インプロヴァイズな
DJセットであるが、
自宅で音を重ねることによる
小手先の技術を捨てているため、
頭でひたすら
ロールプレイングしている。
熟れた上手さが出たら、
僕のギタリスト人生は
終わりだと思っている。
世の中に上手い人が沢山居るので、
今更もう勝てないからだ。
ただ、最近は
アコースティックギターでの
鳴りは大事にしている。
諸事情で細かな事は明かせないのだが、
とりあえずDAWやMIDIも含め、
全般的な楽器のことがよく解らないので、
偶発的な事象を楽しんでいるだけだ。
狂想・未来・ロマンチカ
武田理沙
メモした買い物が終わった頃に、
1日における
全てのタスクが終了している。
ここから各所との往訪と
オンラインミーティング、
お茶等での面会が入っていく。
朝早くから活動しているが、
午前中に絶対ミーティングは入れない。
(出張かつリサーチ用の旅行時は別)
朝ルーティンが出来ない場合、
体のシルエットに
違和感を感じる場合は、
プールで水泳を行う。
何となく体の状態を確認しながら、
プルのみで25分1kmを
泳ぐようにしている。
ここからはリサーチと言う名の
調べ物を終日行う。
本を読むこともあれば、
美術館へ行くことも。
勿論サウナも。
何時もと違う何かを、
ここで試している。
書斎でタスクの残業を
していることも暫し。
ここで見える景色が変わるのだ。
そこから夕食を作るも、
最近は夕食を作り、
少し食べて寝てしまう。
もしくは軽くお酒だけ飲み、
チップスを摂ることも。
最後に師匠直伝の重曹水を摂る。
ここで体を弱アルカリ性にすることで、
体調不良を防ぎ、疲労回復を施す。
某成分の解毒の意味合いもある。
睡眠はどんなに空が暗くても
アイマスクを着用しないと寝れない。
最後に今日起きたことを
簡易的にメモをする。
目尻の上に意識を置くことで、
即座に睡眠へ移ることが出来るので、
Boutique Joy
Yasuaki Shimizu
最近、空腹感が無くなり、
目尻の中心から
一筋何かが抜ける
感覚が放たれ、
今まで感じたことがない
心地良さが訪れた。
インタラクティブな
瞑想状態とも言うべきか。
今日はもう何も触れたくないと思い、
そのまま就寝。
感覚は持ち越せなかったが、
生まれ変わる何かを
持ち越したのかもしれない。
日々のルーティンに足らない
変化を摂ることで、
充足した日々が連なっていく。
その連なりが脈となり、
渓となる。
主義の兼ね合いで絶対に
ハンドサインをしないことと同じく
渓に行くのを好まないが、
渓を見るのは好きだ。
空を飛べないことと、
明確かつ意図的に
出来ないことがあるくらいが、
人間というフォーマットに於いては
最適という認識である。
「電話をかけたのですが繋がらくて、、」
日頃一切の着信の通知を
切っているので当然。
約束された電話以外、
手に取ることはない。
普段電話がかかることが
有りえない着信は折り返す)
現実に繋がりすぎない
タイムラインこそ、
非日常を提供する側の
在り来りな日常なのではと
仮説の邪推を一旦思考に置く。