2025.10.24 Vol.65
「The Emerald Beginning of Qualia Slope Part.6」



急な寒さが込み上げてきたなかで、
比較的多汗気味な筆者にとって、
今が比較的最良な時期と感じる。
そして空も綺麗に伸びていく。
飛行機雲の弧の果てを眺め続ける。

一時期は東京でも見かけない
ミヤマアゲハをよく見かけたのだが、
今はホウジャクを目にすることが増えている。
遅れて頻出したホウジャクの登場に
秋が来ることへの安心感が深まる。

汗を感じることが減り始めているので、
ウインドブレーカーを羽織り、
サウナスーツのようにして、
動的サウナを感じている。

前はよく通っていたサウナも、
余所余所しさを感じてしまい、
足を運ぶことが限りなく減っていく。
他人と共有する空間がやや好ましくない。
またそのなかで限定されたなかの
マイクロステロ的な限りない好みや趣向だけが
一筋の感性・趣向を掬う。



日々の生活はリズムであり、
遺伝子やブロックチェーンのように
交差に連鎖を積み上げられている。
そのリズムの弾みや躍動となり、
自身のビーコンが連なり高まっていく。

動的なタームと停静的なタームの短長が
積み上げられており、
それをいかに連符的にこなし、
ボーナスタイムを多く取れるのか、
かつタブ上のタスクを
消化できるのかにも関与する。

まず、洗濯機を回すことは
20~40分の停静的タームのため、
その合間で消化出来る浴室内掃除や
本件の執筆、掃除ロボットによる
自室内巡回清掃に関わって頂く。
それを積み上げることにより、
「何かをしているときに何かも動いている」
という多角的キャッチボール状態を
死守することが重要になる。
その組み上げが冥利であればあるほど、
クオリアは必然的に現れ、
ふと目の前を掠めてくるのだ。
























即座に別のクオリア坂で
目線を添わせた運転手が通り過ぎる。

印象的な佇まいを含んだ手が重なり
離れていく数秒が非常に酷く長く感じた。

時折訪れる書店の店員の
情報量の多い目力の数秒の印象も
ペールレイヤーへ重なっていく。























私的ブロックチェーンの果てに
ルームフレグランスが紡がれた部屋の中に
仄かに岩塩とバターの香りが
鼻の中域で確かに感じる。
これが理想的な朝であり、
タスクが終了したのだと推察をする。



ほぼ全ての喫緊たるタスクを終えた午前は爽快。
こういうときの一服が合うのかと思うが、

合わないので好みの水出しコーヒーで
カフェインを摂る。
12:00を回らない段階での
エムパムソルトの半身浴で

しっかり汗をかけるのも贅沢だと思いたい。

昨日も綺麗な時間を過ごして、
普段歩かない遠方まで歩いていった。
今はどこまでも歩いていけるはず。
そう思うと足並みだけでなく気持ちも軽い。
今日もクオリアをハミング瞬くかせ、
大切な時間へ寄り添っていく。