2025.2.12 Vol.32
「Can't look back, walk away or go on.
Can't do the misery」

東京に来ている。
定期的に来る東京を捉える自分は
何処か変わっている。
前に感じた心地、風、空気、道。
感覚は少しずつ、時に大きく逸れて、剃れていく。

Lost&Foundの軌跡や形跡も跡形も無く、
非日常の中での刺激の接種による
アンインタラクティブなOne wayは
僕を酷く足元から温度を奪っている。



悲しき人間でしかない。
仕方ない。しょうもない。
滑稽な惨さを曝し続ける。





スーパーあずさから眺める
夜の車窓がとても沁みて、
色々な思いを数々の幽かな朧げの橙へ
重ねることを委ねるも、
すぐに意識した橙は過ぎ去って、
夜へ散り散りとなる。
その瞬間は酷く魅力的。
だから電車というのが好きだ。

前述の惨さを夜に放てど無責任で構わないが、
その無責任をガラス越しに直視し続け、
反芻せざるを得ないのは皮肉であり、
ナルキッソスに耽けた痛々しい人間であることに
向き合い続けなければいけない。




あのとき、あの場所、あの時
こうしたかった、こう在りたかった、こうすべきだった
あの目線が委ねるリクエストに答えればよかった
時を止めて、全てを目繰り返して
後悔無きように出来れば。

あの曲をやりたかった、
やってほしかった

よく分かっている。
不完全という口実は立派で
記憶を都合良く改ざんし、
不成立を自我で成立させる。

悲しさを自己責任で染み込ませ
憂鬱を絡めて料理するのはもう慣れた。




僕の諸々のことを
ご心配して下さる方がいることに
改めて感謝致します。
筆舌に尽くし難い限りでございます。

そんななかで自分本位でなく、
たかがの筆頭であるくだらない
僕のような他人を想える優しさに感謝したい。
そういう人を心から大切にしたい。
そして、もっと幸せになってほしい。

人の悩みや心の研鑽を笑い秘蜜を採る
悦びなど朽ち果ててしまえ。
酷く滑稽な様である限りだ。



だから、僕はそこに現れない。
もう意識の座標は日本でもない
地球でもない場所へ避難させた。



逆に僕も大切な何かのために
有り続けたいと思う。
大事だと声にしなくても、
終始ずっと思っている。
今も戴き続ける何かに、
双方冥利快活で有りたいと思う。
このBlog、音楽を
楽しんで頂ける全ての人に。



嚔のような癇癪。風邪で比喩する邪気、
いや相棒が堂々と胸中へヅケヅケと来訪した。





最近、空腹感を感じない。
東京に来ると、何も感じない。
今まで感じた何かを忘れ、
福岡へ還ると空腹を思い出す。

電車の中で聴く音楽に涙腺が緩む。
非常に尊敬する方から、

「君は本当に音楽が好きなんだね」と言われ、
妙な嬉しさがあった先に、
「次の制作を期待してるよ」
では無い言葉を言われたときに、
僕は酷くギター奏者として
人生で全うせねばならない責務を
再認識する。

僕も比較的分かっている。
結構簡単なのだけど、それが難しい。

僕は自分のアンビエンスを想い続ける。
僕の居心地の暇を分かち合える
誰かを探すために。