2025.7.8 Vol.53
「Inconsis Antonies Manufactury :
Ancient, Incidents」

腕時計を充てず不規則に放たれた某夜。



規則や規律から逃れられ、
フリーハンドな一夜に
為ることが約束された。
そして、意味ある際限性無き夜へ
限り無く耽って行く…

今日は夜更を捗るとした。
頑なに颯爽と察し合う空気と夜が
インタラクティブな中洲。
足元が浮遊するシニカルな祢音街。



心と沈する夜の春吉。
すれ違う人々も適度に疎ら。
気を配る必要のない
清らかな大らかな町並みの推移は、
夜の弧の縁際を
滑らかな生活を律する。



七夕だった今日。栞に願いを
托すことも失くなった今。
七夕の祝日の有無すらも分からぬ今。
素直と実直を見失う間際での理性も
左右の並行を律せない。
見事に社会に同期していない人間である。

何故なら、完全に無くして為らないモノを
「大人の曖昧さ」という

くだらないアブストラクトな波際へ葬ったから。

寄せては返す波際は
振り子のように作用し、
何事も無く消えていく。
若さ、恥、惨め、素直、義理、人情、、etc....

波際と砂浜は常に
何事も無かったかのような
なだらかな博愛を表する。
そして、只々哀感を染み込ませていく….








































朽ち果ててしまった輝石に、
不釣り合いな季語と記号を3次元で
なぞり当て填めていく。
誰の為でもない。自分の為でもない。
唯只管のAntoniesの結合体
Antonimなのだから。



不毛なAntonimを積み上げつつ、
朧げな希望の気泡を頼りとする
Inconsisな賽の河原。

其処から伺えた2025年7月7日の
日常の世界の先の幽月。

皮肉にもMilky Wayの星粒の梯子は朽ち果て、
ベネブがベガとアルタイルを
遥か向で見届ける役割も散々に…




相応な日常へ神経を緩やかに着地させ、
透過させる。
思わずメールを見返す

-・-・・ ・・-・- -・・・ ・--- ・・・- ・-・ 
-・-・ -・-- ・・ ・-・ ・・・- ・--- ---・- 












追いかけられなかった君への梯子も朽ちていく。
双方何れかの何かも星屑のように綻んでいき、
流れ星が横切り、星の相関図や因果関係を断ち切り、
悪しき集団「Inconsis Antonies」の結成を断ち切る、
偏った正義は一時的な美学とアートの座標を形成する。
あくまでも其の場凌ぎに過ぎない。
それも「大人の言い訳」「悪しき集団合意形成」。




艷やかな髪を結った浴衣の淑女、
夜街の蛍火の群れへ消えていく…



人の手を借りずに済んだ
澄み切った意志による散歩。

夜風は静かに22:30頃の僕を
肯定していたかの如く追い風を微睡わせた。
優美な幽月も明日には
東シナ海からの渦による作用にて
不成立になるのが名残惜しい。



理性を落とせば、
色々と考えていた
痛みや悩みが清と鳴り止む。
街灯が少ない夜道が
自然な感覚への迎合を快く溶き解していく。
幽界への梯子は
有姿では裾すらも掴めない。



1年後、何を外せば、
裾が掴めるのだろうか。
気づけば、AncientなAntonimheへ耽る
夜の出来上がり。

そして、心地良き
クレプスキュールな睡眠の波動が
Antonimの凹凸を見事に消し去り、
明日の基本軸を見事に作り整え上げる。