「Best Eclectics Part.5」
忙しない日々を短略化させる
有料課金は欠かせない。
とは言え、公共交通機関も
立派な移動を「端折る」課金であり、
我が愛郷八王子から都市部新宿までの移動差が
私鉄と旧国鉄で片道210円も
生まれてしまう確変が起きた。
ベットタウンで立派なベットが買えてしまう始末。
春を感じる摘みたてキャベツのペペロンチーノ1杯分
(私算)である。
とは言え、等しく同等な福岡も
交通機関の値上げの波が来ている。
久しく公共交通機関を使わない筆者には
実感はない。
何故ならSuicaを2度も落としてしまうと、
もう一回作ろうとは思わないからだ。
然し脳裏に小縁付く程に
Suica(IC決済)は便利である。
とは言え、個人店での
Suica決済による手数料負担を鑑みたら、
使うのはあくまでも全国店になる。
とは言え、財布を落としてしまうと、
移動手段は徒歩とタクシー。
雨が降れば限りなく電車は
検討の余地に成らない。
自宅からタクシーに乗ると、
GOアプリのランクが久しぶりのゴールドに。
まだプラチナに行ったことはないのだが、
金の高騰を考慮すれば
益々の価値を感じざるを得ない。
財布を落とした某日、
降りしきる雨にあがらうべく乗車。
気付けば油の香りが載っかった香りが
未だ鼻に小縁付いている。
雨へ配慮した服装。足元はスウェードシューズ。
冬の装いと思いきや、
天候が優れない冬果の峠にも最適なのだ。
「実は昨日印象的なことがありまして、、」
九州では比較的珍しくない
女性の運転士さんとの会話。
何時も通る川沿いは大規模工事で使えず、
普段歩く遠回りな道を用いての
少し遠回りなドライブも兼ねて。
その前日は妙なアートさがあった。
其れは仄かなエッセンスで
喧騒な場所であるにも関わらず、
其処から時間と意識は別の場所に在った。
「個性的な仕事をされていますよね?」
畏れ多くも全くと断るも、
服装がと差し込まれてしまうのだが、
正直白シャツにジャケット、ジーンズに
レザーシューズなんて、
大した個性など孕んでいない。
幾つかの事項を聞かれたのだが、
其処まで自分が怪しく
見えてしまうのだと思い、
閉口せざるを得ない。
傘も持たずに、天神高速バスターミナルへ
足を落とした。
もう既にある意識は
大きく不束に欠損していた。
桜が舞う大きな坂は
常に鮮やかなタイムラインを感じさせる。
異国の来訪者群に道を尋ねられる。
相手へ英語が通じなかったのだ。
坂を登れば、
目的地はあるのだと伝える。
この装いでは街で声をかけられることも
気づかれることもないが、
異国の感覚ではそうでないのかもしれない。
春を駆けるBackschön。
仄かに消えてしまう霞のような淡さに
また別の世界(内訳私的なインピーダンス)からは
想定出来ない姿。
クッションソールの靭やかな躍動が
綺麗に天然なハイスピードカメラの
フレームワークとシンクロしていく様を見届ける。
来ることを望まなかった
東京都郊外の某所からタクシーに乗る。
早朝のアラートがあり、
即座に新幹線で東京へ向かったのだ。
少し見慣れたタクシーがあり、
其処からタクシーに乗る。
ふと薫るフローラルの香り、
よく覚えている。
乗車したことのあるタクシーだと悟る。
「前にご乗車されたことありますよね?」
やはり、声をかけられた。
「そんな服装でこんな場所に居たら、
それは目立ちますからね」
そのまま会話が弾みに弾んで、気付けば目的地に。
幽かな心電図が少しでも
乱れてくれることを望む限り。
気持ちばかりのチップをお渡しし、下車。
その先の受付の方にも
「あれ? お会いするのお久しぶりでしたよね?」
と声をかけられたことも多発する偶然さは、
只管面白いのだ。
気付けば一人で飛行機に乗っていた。
浮かれてフライト前後の行程を
晒すことは下らない利己主義に反する。
飛行機だけに「浮かれる」ことはない。
私的には酷く沈むのだ。
その日は友人が持つアパートメントで
数日過ごす予定を組んでおり、
水面下であるライブのオファーの
打ち合わせも兼ねていた。
道中は少し長い。
そうするとある家族と相席になる。
「この行き先は好きなのですか?」
なぜそうなったのか判らない。
気付けばお菓子まで頂き、
着陸まで色々な話題を重ねたのだ。
お互い地上では言葉を重ねることのない方と
話すことは只管楽しい。
着陸して綺麗に分かれていってしまったが、
お互いの行き先を伝え、
お互いのオススメを教え合うやりとりは数年続いた。
今もLINEを見ると思い出す。
旅路の奇遇には意味不可思議な愉しさが
尽きないのだと。